公認会計士への道

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社会人受験生に告ぐ

松本先生

 

ご相談があります。

 

私は社会人受験生です。

 

学習時間の関係上、アウトプットについては
「1種類の問題集」に絞りそれを何回転もする学習をしています。
※例:企業法であれば「一問一答」

 

ただ最近において、1種類に頼っていることから
「この問題集と心中して大丈夫なのか・・」
という不安を持ち始めました。

 

そこで質問をさせてください。

 

各科目において「1種類に絞るならこれ!」
というアウトプット教材はありますでしょうか。(短答対策について)

 

もちろんそもそも1種類に絞ることが学習方法として
誤りでありましたらお叱りください・・・。

 

宜しくお願い致します。(ハンドルネーム:K太郎)

 

どうも、松本です。

 

え?

 

計算も1種類の問題集だけ?

 

答練は?

 

独学?それとも受験学校に通っていますか?

 

情報が少なすぎて、困りましたね。。。

 

もう少し、実状を明らかにして欲しいところです。

 

みんな勉強方法に関する質問の場合、「LEC生のものです。」とか「他校で受験しています。」とか大体書いてくれてるのよね。

 

しかも答練取ってたら、「1種類の問題集」だけで勝負するなんてことしないですもんね。

 

この方、何も書いていないので、「独学」路線が有力っぽいですね。

 

では、本題。

 

「そもそも1種類に絞ることが学習方法として誤りでありましたらお叱りください・・・。」と書いてくれているので、遠慮なくディスります。

 

1種類の問題集だけで合格する試験なんて、誰でも受かる試験だけですよ。(車の学科試験みたいなやつ)

 

中学生の期末テストの話をしているわけではありません。

 

インプット教材を1つに絞る(集約する)ことはあっても、アウトプットは答練や模試も含めて、とにかくたくさん当たる必要があります

 

答練と模試を中心に学習を組み立てようと思っていますが、大丈夫でしょうか?

 

という質問であれば、回答を用意することは可能ですが、(市販の)問題集を1種類に絞るという勉強方法は、歴代の合格者でも聞いたことがありません。

 

もし万が一、そのやり方で独学で合格している人がいるとするならば、@勉強に専念できる、A天才(MENSA会員クラス)だけでしょう。(@Aは両方満たす必要があります。)

 

質問者さんは社会人の時点で、@には当てはまりませんので、独学での合格は不可能です。

 

やり方、考え方、勉強方法、すべて間違っているように思います。

 

資本主義の仕組みを知ろう

 

これを汎用性の高い質問内容に昇華させ、まつブロを見てくれている人に意味を与える「Q&A」にしなければなりません。

 

以下、質問者さんを勝手に「独学」での「社会人受験生」だと決めることにします。(違ってたら、K太郎さんごめんなさい。)

 

その上で、唐突ですが、まずは私の少し前の経験談からお話をさせて頂きます。

 

 

--------------ここより----------------

 

昨年12月のことです。

 

LEC講師である二ノ宮氏と2人で食事に行った時のことです。

 

二ノ宮氏「ところで、松本さんって、プライベートの趣味とかあるんすか?」

 

私「・・・うーん。そうねー。。。」

 

正直、仕事と趣味の境界線が曖昧でして、投資も税務もコンサルも講師も趣味なんです。ライフワークなんです。

 

だから趣味は仕事だよって言おうと思いましたが、彼はプライベートの趣味を聞いてきたのです。

 

これは、困りました。正直言ってあまり思い当たりません。「りょ・・・

 

その時です。

 

二ノ宮氏「どうせ、ないでしょ。図星でしょ。」

 

・・・

 

言ってはいけない一言です。

 

カチーン!

 

この「二ノ宮金次郎」のヤロー。何てことを言いやがる。今言おうと思ったんだ、バカたれ。そんなお前はヒアリにでも、噛まれやがれ。

 

と心の中で思いました。

 

とはいえ、松本さんもいい年した大人です。そのような思いは一切言動には表さず、その場は穏便に食事が終了しました。

 

月日は流れ、今年の3月のこと。

 

1月と2月は我ながら殺人的な忙しさで、趣味云々の話は忘れていたのですが、3月になり仕事が一段落した時にあの忌まわしき記憶が蘇るのです。

 

趣味なんてどうせ、ないでしょ。。。という「一の宮焼きそば太郎」の言葉が。

 

私「何か作ろう。無理しても。」

 

もはや本末転倒です。

 

なきゃないで良いのですが、何とか「三ノ宮フラワーロード野郎」に一矢報いてやろうという謎の思いに導かれます。

 

色々考えた末に、「スマホゲーム」にハマることにしました。(結果的にのめり込んだわけではないです。初めからハマりこもうと思いました。)

 

ゲームと言えば昔やった「ドラクエ」しか思いつきません。

 

ということで、星のドラゴンクエストをやることにしました。

 

で、ここからが経営者の私らしい行為なのですが、目的はとにかく課金をしてみよう。ということでした。

 

最先端のビジネスモデルを理解することや、射幸心が刺激されるゲーマーの気持ちを知りたかったのです。

 

ゲームそれ自体に興味があったわけではなかったので、「趣味は課金の仕組みを身銭を切って理解すること」と定義しました。

 

それから3ヶ月ほどで、課金総額は200万円ほどになりました。

 

星ドラの世界では主に装備があたるガチャを回すことにより、課金がなされます。

 

やったことある人なら分かりますが、ワタクシ

 

「ロト装備」「天空装備」「ルビス装備」という最強装備をすべて完凸(装備を最大進化すること)させました。

 

フレンド申請が止まりません。スゴイ数です。

 

わずか3ヶ月で私は星ドラの世界の「勇者」になりました。

 

--------------ここまで----------------

 

さて、私がお伝えしたいのはここからです。

 

星ドラをやりながら、私は「あぁ、スマホゲームは資本主義の縮図を完全に反映しているなぁ。」と思いました。

 

ゲームの世界で強くなる方法は、たった2つしかありません。それは、

 

・時間をかけること

 

・お金をかけること

 

たったこれだけです。

 

無課金でも、何年も時間をかければたまに強い武器がガチャで当たることがあります。

 

お金がなければ、時間をかける。」(お金を持たない者は、時間をかける必要があります。)

 

一方で私のようにお金をかけることで、一瞬で最強の座に君臨することも可能です。

 

お金で時間を買う。」(お金を持つ者は、時間を短縮することができます。)

 

この縮図は「資本主義の共通の仕組み」なのです。

 

東京から大阪までの移動は、飛行機が一番早く着きますが、値段が高いです。

 

反面、夜行バスなら半日かかりますが、値段は安いです。(最安値はいわずもがな、「徒歩」です。)

 

管理会計的に言うならば、「時間とお金はトレードオフの関係」なのです。

 

 

では、改めて今回の質問に戻ります。

 

公認会計士の試験に合格する(力をつける=強くなる)方法は、たった2つしかありません。それは、

 

・時間をかけること(お金がなければ、合格までの時間をかける必要がある。)

 

・お金をかけること(お金をかければ、合格までの時間を短縮することが出来る。)

 

たったこれだけです。

 

質問者さんを「独学」の「社会人受験生」と考えています。

 

これは、「お金も時間もかけない」で合格したいと考えていることを意味します。

 

100%ムリゲーでしょう。もうやめた方が良いです。

 

社会人受験生は絶対にお金を投じて、時間を買う必要があります。

 

それができないなら、試験からは撤退すべきです。

 

あなたに永遠に番手は回ってきません。

 

なぜなら、

 

会計士受験という名のスマホゲームの勝者は決まって「廃課金ユーザー」だからです。

 

もっと言うと、お金も時間もかけた人です。(百万円単位のお金と2年〜4年の学習期間が合格者の平均レベルです。)

 

Youtubeで実況中継をする「有名ゲーマー」クラスの人が合格していきます。

 

その点で、「無課金ユーザー」の出る幕はありません。

 

最低でも、数10万単位の自己投資は絶対にケチってはいけません。その上で勉強時間を確保してください。

 

独学から受験学校に切り替えて、1年早く合格できれば、数10万円(もっというと数百万円なんて一瞬でペイできます。(初任給は500万円〜700万円ぐらいです。)

 

自己投資は最高のリターンを生んでくれます。

 

時間のない社会人受験生であれば、言わずもがな、惜しげもなく投資に費やすべきです。

 

 

以上です。

 

多くの方に当てはまる質問ではなかったので、少し論点をずらしました。

 

これを期に「社会人受験生の心構え」と「資本主義の仕組み」を理解して頂ければ、私としては嬉しい限りです。

 

 

P.S.

 

ちなみに、課金の仕組みも分かったので「星ドラ」はクリアすることなく、アンインストールしています。

 

わずか3ヶ月の「勇者」期間でしたが、個人的な学びは相当ありました。

 

今なら、即答します。「趣味は旅行です。」

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