【ペンネーム(匿名希望でもOK)】
つつ
【ご質問内容】
5/1からアカ凸講座が誰でも受講可能になるとあり、毎日ブログでアナウンスがあるのか楽しみに待っていました。どこからの申し込みになるのでしょうか?
どうも、松本です。
お久しぶりのまつブロの更新になります。
しばらく更新が途絶えていて、申し訳ありませんでした。
さて、アカ凸の開講に関して上記のようなご質問を頂いております。(つつさん、ありがとうございます!)
これについては、既に数百人いるアカ凸のプレ会員の皆さんにはお伝えしているのですが、先に結論から申し上げますと
アカ凸の開講は無期限延期となっております。(2019年5月2日現在)
別に開講を諦めた訳では全然ないんです。
別にどこかのタレントみたいにクスリに手を出して、謹慎してる訳でもないです。
むしろアカ凸の準備は日々、加速度的に前進しています。
開講を延期する最大の理由、それが
制作コンテンツが量的に不十分
であることに起因します。
この点に関して、ちょうど本日(5月2日付で)プレ会員の皆さんに短答総合問題集の第2問を配信しています。
まつブロをご覧頂いている皆さんにも確認して頂けるよう、特別にPDFでUPしましたので、良かったらこちらよりダウンロードして下さいませ。(ダウンロードはPC推奨です。)
連結の基本的な総合問題(6問構成)ですので、短答及び論文の受験生の方は挑戦してみて下さい。
基礎知識の確認には最高の問題です。
で、ここから本題なんですが、この問題はH30年@の本試験問題をベースに私の方で改題して作っています。
問題集は全部で11問あるんですが、すべての問題に手書きの下書用紙とオリジナルの解説を加えています。
反復すれば絶対に力が付く良問だけを厳選しています。
目次がこちらです。
そして、この問題集自体も解説の動画講義を収録して配信していきます。
解法を体得してもらうには、動画講義を視聴してもらうのが一番分かりやすいからです。
つまり何が言いたいか?
それは
1つの制作物に相当の時間を要して作っているということ
なんです。
魂込めて、命削って作っています。
1問ごとに下書用紙を作って、解法を説明して、講師からのコメントを載せて、気合の入った最高の講義を収録して配信して。。。と。
すべて完全オリジナルです。
一方で、アカ凸はサブスクリプション(月額9,800円で講義コンテンツ見放題)方式を採用することを決めています。
時間をかけて作り込んでいる関係上、自由に視聴頂けるコンテンツが現状ほとんどありません。
アカ凸の講義は1コマ30分以内を目安に設定しています。
現状は、100コマ超しかUPが完了していません。
コンテンツ見放題を謳うのであれば、最低でも500コマから1,000コマ近くのコンテンツがないと話にならないし、申し込んでくれる方に失礼ではないか
と考えるようになりました。
皆さんからすれば、「どうしてそんなに時間がかかるの?」って思うかも知れませんね。
多分、既にある受験学校のテキスト水準であれば、正直言って簡単に作れます。(「ピッ」ってやって「ピッ」ってやるだけなんで。←謎)
でもね、それならわざわざ最後発でアカ凸なる予備校を作る意味が全くないと思うんです。
アカ凸には会計力の限界突破!という意味を持たせていますが、これじゃあ「お前が限界と向き合っていないだろう。」と。
簿記ならば、解き方を示して欲しい。(テキスト解説の解説講義なんて不要でしょう。)
速く解けるオリジナルのテクニックを教えて欲しい。
受講生の皆さんはそこに期待をしてくれています。
PDFにある連結の下書用紙なんて、「し(資本金のこと)」とか「じ(資本剰余金のこと)」とか「り(利益剰余金のこと)」とか「ひ(評価差額のこと)」とか「の(のれんのこと)」って書いています。
そしてこれが正式にアカ凸の公式問題集になります。
ワードやエクセルで綺麗整然に作成された無味乾燥なタイムテーブルなど、アカ凸には存在しません。
「松本先生、手書きの下書はマストですよ。」と、何十人の受講生から言われたことか。
ちなみに「先生の雑談も絶対必要です!」と強く言われたので、1コマ30分の雑談だけの講義を収録する始末です。
アカ凸のプレ会員が「Halftime Sho」と命名してくれました。
各章ごとにこの「Halftime Sho」を収録しています。(雑談ネタは1兆個あります。ウソです。)
いつでも視聴できるよう雑談のタイトルまで決めて、です。
そういった諸々受講生の意図を汲み取って、真に合格に直結する講座を全科目について提供できる自信がある。
そう思ったから、受験学校を自分で作る決断をしたんです。
だから、絶対にオリジナルじゃなきゃダメです。
そして他の受験学校のテキストと競合しないものを作ります。
例えば、監査や財務諸表論の講義では、
監査基準や会計基準の逐条解説(それも、私の言葉でゆるーく砕いた説明をします。)をテキストにしようと思っています。
だから他の受験学校の講座を申し込んでいる人も、アカ凸講座を余裕で補完利用できます。(むしろ推奨したいぐらいです。)
私は短答の得点率は84%(と言っても、旧試験なので50問中の42問です。)で合格していますが、短答で得点するための知識って、結局のところ自学でカバーすることが多かった記憶があります。
講義のコマ数が決まっているから、物理的に仕方がないことは今となっては理解できます。
この点、アカ凸なら時間やコマ数は無制限ですので、容赦なく細部まで解説を加えることが可能です。
基準の解説集なら、論文でももちろん使えますし、修了考査や実務でも使えますしね。
誰も損しないじゃん、と。
ここで、少し長くなりますが、下記のご質問内容も合わせてご確認頂ければと思います。
【ハンドルネーム(匿名希望も可)】
革新
【ご質問、ご相談事項】
ご相談と言うより、お伝えしたい事があり、こちらにお送りさせて頂きます。
松本翔先生の、公認会計士の受験業界の先駆者になるというお話に感銘を受けた者です。
実際に講義も受けていました。とても分かりやすい講義で、その科目は得意科目になりました。本当にありがとうございます。
ただ、松本先生はせっかく古巣のレックを辞めて、新たなスタートをしたのに、レックとは提携など結んでるのが、とても残念でなりません。何故なら、公認会計士の受験をしている大原、タック、CPA、クレアール、さらに独学層の方も含めて、松本先生の講義を受けて欲しいと思ってるからです。
実際にこれから松本先生は、個別相談や直接会ってお話しする機会を設けるかと思いますが、レックの校舎で開催すると、他の予備校の人達は行きにくいです。もちろん行く人もいますが、かなりの方は行けないと思います。
また松本先生がレックと提携を結んでるとブログで記載されているため、他の予備校の方はそもそも対象ではないと最初から思ってる方が多いです。
つまり、レックで公認会計士の学習をしている人よりも、他校や独学で学習している人の方が遥かに多いのに、その方々には松本先生の講座やイベントが届いていない・届きにくい状況です。
松本先生は、すっぱりレック辞めた!と思ったら提携?という部分と、そのせいで松本先生がやりたい事と矛盾しているし、多くの方が松本先生の講義を知る事ができていない思い、こんなメッセージを送ってしまいました。申し訳ありません。
ただどうしてもお伝えしたかったので、このフォームを使わせて頂きました。
どうかお体に気を付けて、これからも頑張って下さい!
めちゃくちゃ心に刺さる嬉しい限りのメッセージです。(革新さん、ありがとう!)
この手のメッセージは本当にヤル気になりますので、心の底から感謝します。
別にLEC生じゃなきゃ、アカ凸講座を申し込めない訳では全然ありません。
昨年、プロ野球の丸選手が広島から巨人に移籍しました。
今シーズンも移籍先の巨人で立派な成績を残しています。
もはや巨人の中心選手になったと言っても過言ではありません。
「古巣には感謝しているが、新天地では古巣で培ったことに加えて更なる圧倒的な成長を遂げ、唯一無二の存在になる。」
これが、今の私の偽らざる本心です。
だから、LECと提携するといっても、正直なところ、受講相談の場所を提供して頂くぐらい(それもまだ未開催)なので、そこまで密に連携を図ることはあり得ないです。
アカ凸にメリットがなければ提携解消もあり得ます。
ちなみに、アカ凸では今年の論文の直前対策講義を通学で実施することが決定しています。
場所は、どこだと思います?
ナント、あずさ監査法人の東京事務所です。(これマジです。)
対面受講相談のブースも用意してくれます。
私が辞めて9年近く経っていますが、あずさ監査法人とは今でも良好な関係性を構築できています。
リクルート担当パートナーだけでなく、理事(私の入社面接の面接官でした。)の方とも会食させて頂いています。
LECだって同じような関係性が構築できれば良いのでは?
という至極単純な思いが、業務提携という端的な言葉に表れているだけです。
私は会計士受験学校の最大のライバルは株式会社リクルートだと思っています。
大学3年から、リクナビ登録、業界研究、自己分析、SPI対策、インターン、合同就職説明会なるイベントを常識にした功罪は受験界に取って大きな機会損失をもたらし、今や最大級の脅威であると考えます。
会計士受験を辞められるぐらいなら、他の受験学校に行ってくれた方が100万倍マシです。
まつブロを見てくれるような知的水準の高い優秀層の業界外への流出だけは絶対に阻止したい。
それぐらいの大局的な思いで、日々制作に勤しんでいます。
だから、アカ凸が本格稼働するまでは、LECに行って欲しいし、大原に行って欲しいし、CPAに行って欲しいし、TACに行って欲しいし、クレアールに行って欲しいと本気で思っています。(各学校のURL貼っておきたいけど、ダメかな?)
この目線だからこそ、LECとの業務提携なんて全然OKですし、私はもともと大原の講師でしたから、可能であれば大原とも業務提携させて頂きたいぐらいです。(まぁ難しいと思いますが。)
大原の講師に関しては少し後悔する辞め方をしているから、その分、どこかで恩返しをしないといけないとの思いが残っています。
私の師匠は、大原の先生だけですから。(いつか謝罪にいきます。)
大原の内部生(プロパーの専門学校生)の進路相談会があるなら、「マジで大原の会計士講座は最高に良いから、会計士か就職かで迷っているなら、絶対に大原で会計士になることを強くおススメします。」って本音で言えます。
その一方で、「時は来たれり」という状況を私も必死で作り上げます。
その時に改めて、「アカ凸って本当に使えるの?」という疑念について、公正な目で審判を下して頂ければと思います。
革新さんの言うように、私も様々な人に受講して欲しい気持ちは強くあります。
ただ、上述したように様々な人のニーズに合致するほどのコンテンツの制作と提供ができていないのが現状です。
ある程度、形になってきたタイミングで本格開講のご案内をさせて頂ければと思っています。
時間はかかるでしょうが、令和=デジタル=アカ凸という新時代の受講スタイルを浸透させるべく、邁進していきます!
アカ凸の本格開講が延期の運びとなった分、まつブロについては緩やかに再開していきます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2019年5月2日 松本 翔
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